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2013年11月27日

モヤモヤなバッテリー交換。エレクトロラックス掃除機「エルゴラピード」使用3年後。


エレクトロラックス社の「エルゴラピード」を3年くらい使いました。モデルはZB2903ってやつです。で、現在の使用感。

まず顕著なのはバッテリーのパワーが落ちていること。
症状として、ただ持続時間が短くなっただけではなくて、「電源を入れて5秒位で切れる」現象が見られるようになりました。ただ、使ってみて気付いたのが、切れたら入れる、切れたら入れるを繰り返していると「エンジンが温まって」きて、普通に使えるようになります。ただ、持続時間は半分近くになってますね。もう限界。

取説を見ると300回の充放電で寿命が来ると明記されています。
うちは週に2回くらい掃除機をかけますので、1年で104回。3年で312回。まぁ、ぴったり天寿を全うしたという感じでしょうか。

で、じゃあバッテリー交換という手順になるわけですが、このエルゴラピード、そうはさせてくれません。バッテリーって、バッテリーが入ってるところの蓋を開けて「電池」を入れ替えるっていうイメージじゃないですか。それができません。
このモデルは、中央のバッテリーやダストボックス、モーターなど中枢部分がハンドユニットとして分離できるようになっていて、要はそれごと交換という形になるのです。送料込みで大体5,000円くらい。ちなみに上位モデルの下位互換は無いです。同モデルを買い直す、という形になります。


まぁ、商売上しょうがないのかな、なんて思うわけですが、ユーザー感覚としては第一に、「バッテリーだけ交換」ができれば一番いい。(上位機種はできるみたいだし)せめて上位機種と互換性があるとかね。。。


■で、ちょっと話を飛躍させて。

すべてはバッテリーの寿命という、掃除機の躯体とは切り離されたところで起きてることなので、そこから色々買わされてしまうのは、消費者感覚としては「無駄だなー」という一言に付きます。

その他のバッテリーを搭載した機器を見渡してみるとiPhoneをはじめとして本体ごと交換というものも多いし、交換できるだけいいでしょ?って反論されそうですが。いやそうじゃなくて、バッテリー交換ってタイミングを、必然的に訪れるユーザーとの接触タイミングとして捉えて、もっと良い体験を提供できるんじゃないかなと。

例えば、交換プログラム、という形で申請から発送まで一発でナビゲートしてくれるシステムがあるだけでも利便性が全然違う(型番調べてググらせるとかあんまりです)。そのシステムに、使用感とかユーザーの生の声を吸い上げるアンケートシステムを乗っけて、回答と引き換えに送料無料とかなら納得感もある。
「バッテリー交換のためにハンドユニットごと買わせてしまう」というイマイチなUXを、システムやその他ホスピタリティで補填するという考え方で十分有用性があると考えます。

販売した製品を媒介にして、ユーザーと企業がどうやって付き合ってもらうか。
新製品を次々と出していくだけでなく、「良い物を長く使う」っていう価値観にもうちょっと寄り添う方向でサービス設計した方がいいよね、と思いました。


とはいえ新しいのも気になるけど。

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