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2013年11月11日

すげー。中学生マルチプレイヤー集団「大田三中 吹奏楽部」




淡々と神業を繰り広げる女子中学生による吹奏楽。
何よりの凄さは、この編成において「自然に」聴かせるところまで完成させていること。女子中学生のマルチプレイパフォーマンスという画的な面白さもありますが、何よりそのプロセス。やると決めて実際に形にするまでの道のりを想像すると、大変な努力をヒリヒリと感じるわけです。

全校生徒が約30名の山間の中学校で、部員8名という、吹奏楽の限界人数で演奏する姿­は、まさに神業です。1人が複数の楽器を持ち替えながら、同一の楽器でも演奏者が変わ­っていくのも注目です。

なるほど、生徒数の少ない学校で部員が集まらないわけですね。
以前からこのスタイルで演奏し、高い評価を得ていたようです。

誰なんでしょうね。最初に発想し、形にしたのは。
本当にすごい。

「一人が何役もこなせばいけるんじゃないか。」
そういう発想はあってもなかなか実現できないものです。
複数の楽器の習得から、さらにそれを皆で合わせなきゃいけない。普通は「無理だよね」と立ち消えになるのがオチでしょう。
そして最も高い障壁になるのが「誰もやっていないこと」。前例のないことに、大概の人はそれに怖気づいてしまう。


いろんな障壁を突破して、美しい演奏をゼロから形にした彼女達。
見習わねばなりません。