てことで、休日にまったりできるアルバムでも紹介しましょうか。
ジャズだったら、ビル・エヴァンスのExplorationsあたりを流しておいて、和らいだ日差しでも眺めておけば良いと思いますが、もう少しパンチが欲しいなーっていうときにお勧めなのがJAZZANOVA(ジャザノヴァ)であります。
こんな人達。
ドイツ出身で、フューチャー・ジャズ・ユニットとか呼ばれる人達なんだけど、カテゴライズの話をはじめると、もうなんのこっちゃという世界なので割愛というか説明できない。
ここはシンプルに、「秋の深まりの中で緩いパンチを心地よく浴びる音楽」という、さらに意味のわからないグニャッとした感じで紹介していきましょう。
冒頭に書いたビル・エヴァンスは忘れてください。でもジャズという大きなうねりの中で生まれてきてた音楽という意味では同じ。ジャズって、高揚か落ち着きかでいうと後者のタイプになると思うけど、ジャザノヴァが繰り出す音楽にはそこに「ヒップホップ」などの異なる要素が入ってきます。
ヒップホップって、挑発とか鼓舞とか、どちらかというとリスナーを高揚させるタイプのイメージが強いですね。つまりジャザノヴァとは、そういった対極にある要素を美味しい配合で混ぜ込んで紹介してくれる調理師軍団だと思ってもらえればいいと思います。
フューチャー(feature)っていうのは注目する、みたいな意味がありますが調味料的に捉えてもいいですね。ヒップホップを少々、みたいな感じです。
ジャザノヴァはどれもおすすめですが、名盤と言われている「In Between 」あたりからどうぞ。
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